2020/10/01
2020/09/30
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
花田菜々子
本屋でヒマを潰すように
色々な本のタイトルを眺めていたら
衝撃的なタイトルの本が目に飛び込んできました。
「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」
なんじゃこりゃ!?
まず、タイトルが長すぎるし
出会い系サイト??
70人!?
会った人に本をすすめる??
情報量が多すぎて、思わず本を手に取ってしまう。
さらっと読んでみても、全容をつかめるわけもなく
これは買って読んでみないと
多分、これからずっとモヤモヤすると思い
そんな気持ちで僕はこの本を購入したのでした。
家に帰って読み進めていくと
作者がリアルに体験した事を
書いている事が分かりました。
旦那さんと別居はしているが
まだ離婚は成立していない女性が
出会い系サイトで70人と会う話。
僕の頭の中は
「いやいや、さすがに危ないだろう!」
「怖い思いとかしないのだろうか?」
そんな下世話な事ばかりが頭に浮かぶ。
そんな僕の
予想が当たるように
出会い系サイトで
最初に会った男性2人は
読んでるこっちが恥ずかしくなる位に
「下心」が全開だった。
「ほら、みたことか!」
「言わんこっちゃない!!」
「やめといた方がいいって!」
そんな気持ちでいっぱいになる。
よくこの後も出会い系サイトをまた利用しようと思ったな。
後の68人もみんな大体同じだろう。
そうとしか思えなかった。
これから、何か発展するとは
思えなかった。
この時までは。
読み進めていくと、そんな僕の下世話な考えが
浅はかだった事に気づく。
最終的に、僕の視点は
180度見方が変わりました。
この本の後半に書かれている言葉が
凄く印象的なので、紹介したいと思います。
「あなたが貧しい想像力とテレビやネットで得た情報で考える「出会い系の危険さ」や「男の下心」は確かにこの世には存在はするだろう。」
「でも私が見知らぬ人に出会って救われまくってきたこの日々が、私にとっては眩しすぎて、そんな的外れな助言は、まるで床に落ちてるホコリのようにどうでもいいものだった。」
経験もした事がない人の
助言や意見なんて
なんの意味もない。
もしも、僕やあなたがこれから
新しく何かをはじめるとして
それを笑ったり
文句ばかり
言ってくる人がいたとしても
何も気にしないでいいだろう。
もし、少し不安になったとしても
僕はこの本を思い出して
何事もなかったように
前に進めると思う。
作者はこの後
68人(女性も含む)に実際に会い
会話を行い、その方を知り
その方に合った本を
紹介していく。
人との出会いの大切さが凄く強く伝わった作品。
様々な方との出会いに魅力を感じ
新しい出会いが楽しみに変わっていく。
仕事や家庭の不安や問題を抱えながらも
人との出会いや助言などによって
どんどんと作者は成長していく
読み進める僕も
少しずつ力をもらえてるような感じ。
登場人物もとてもユニークな人ばかり。
これが、ノンフィクションなのが凄いと思う。
もし、あなたが今
毎日の生活に不安や不満を感じていたり
新しい事にチャレンジしたくても、なかなか踏み出せかったり
するならば、ぜひ読んでみて欲しいです。
きっと、なにか光が見えるだろうと思います。
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文庫本版↓
僕の持ってる読みやすいサイズの単行本版↓
おすすめです!!
本を読むって色々な発見があるので
大事ですね☆
色々な本を読んでいこう。
ここまで読んで頂きありがとうございました😊